東根市大富地区、地元のこだわり食材「山形わさび雪芭蕉」
山形県東根市大富地区、当地の小川には約200万年前の氷河期に北極海から南下し住みついたといわれるイバラトミヨ(淡水魚)が生息しています。県の天然記念物にも指定されている貴重な魚です。この魚は冷水性なので、湧水地帯のきれいな小川にのみ生息しています。これからもこの魚を大切に守りながら、200万年から途切れることなく続いてきた湧水の証を、本わさびの爽やかな香味と共にお届けします。
- 来歴
- 本わさびは、日本原産のアブラナ科多年草で、一年中収穫が出来ます。本わさびは大きく沢わさびと畑わさびに区別されます。沢わさびは、渓流やきれいな湧き水を利用して栽培したものを言います。
- また、畑わさびは比較的湿度の多い畑や山間地の林間などで栽培されています。沢わさびは主に根茎(芋)を収穫する目的で栽培され、畑わさびは主に茎など収穫してチューブなどの加工用原料として用いられます。
- 一方、西洋わさび(別名:ワサビダイコン、山わさび)は、ヨーロッパ原産の植物で、英:ホースラディッシュ、仏:レフォールと呼ばれ、日本では、主に北海道などで栽培されています。加工がしやすく安価なため、
- チューブわさびや粉わさびなどの原料に多く使われます。
- 「わさびは機能性野菜」
- 本わさびには、抗菌作用や消毒効果などがあることは古くから知られてきましたが、近年研究者の手によって新たな機能性がつぎつぎと解明されています。
野菜で最も強い解毒効果や、抗酸化作用、血液改善効果、花粉症軽減効果、アトピー性皮膚炎改善効果など多くの機能性が認められています。
- 「わさびの辛味はどこから来るの?」
- わさびはそのままかじっても辛くありません。辛味はわさびの細胞中では「シニグリン」という辛味のもとの形で含まれています。わさびをすり下ろしたりして細胞が壊されると、
ジニグリンとそれを分解する酵素「ミロシナーゼ」が出会い、辛味成分「アリルカラシ油」が生まれます。
本わさびはすり下ろして3~5分で辛味・香りがピークに達し、その後次第に揮発してしまう特徴があります。
- 「生産者の声」
- 本わさびには、植物が光合成を行うときにできるポリフェノールという物質が多く含まれていることが分かっています。これを人が摂取した場合、高酸化物としてストレス低減や疾病予防に有効に働くことが明らかになっています。また、お料理の引き立て役としても欠かせない食材です。健康で豊かな食生活を応援するために高品質なわさび作りに心掛け、多くの方に手軽に食べて頂きたいと考えております。